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校舎耐震性の問題点

<開示資料より解読される、校舎耐震性の問題点>

7月9日。情報開示請求により開示された、鴨沂高校校舎における「耐震性能判定表」及び「鴨沂高校正面棟 耐震化各工法の時刻歴応答分析による比較検討」。

これらの資料をもって、ご相談を聞いて頂いている建築家の方よりご分析頂いたメッセージをここに、添付致します。また、現在追加にて開示請求を行っている「耐震性能判定表」の更に詳しい資料及び「耐震診断調査報告書(棟番号③を除く=新体育館を除く)」については、更に詳しい分析を、専門家の方にお願いをして、詳しく分析して頂く予定です。

では。以下、専門家による、これらアルバム資料に見る見解について。

※鴨沂高校校舎の耐震性能判定文書について、
昨日、構造家と意見交換しました。以下要点を記します。

補強後の数値において、判定基準「0、75」を超えてない箇所の数値差は、ほんの僅かにもかかわらず、「機能上差し支えない範囲で可能な限りの補強がなされているが、所要の耐震性能は得られていない」とする判定記述は奇妙である。
(なお、0.75は京都独自基準で、一般値は0.7である)

「機能上差し支えない範囲」 「可能な限りの補強」が恣意的な仮の設定であり、客観的合理性があるかどうかは怪しく、数値をクリアする工学的見直し検討はもとより可能であるはずだから。

本館(Ⅱ)は検討補強でも数値上はクリア同然といってよい。
南翼の教室棟(Ⅲ)で数値が低いが、補強設定の見直しで容易にクリアできる。

この判定書を根拠とするなら、全面解体は意図的行政判断といわざるを得ない。