日別アーカイブ: 2013年11月24日

本日は、第三回関西建築保存活用サミットの1日でした。

今回で3回目となった関西建築保存活用サミット。

第1回目の時にお声を掛けて頂いて以来、こちらで出会わせて頂いた皆さんからのアドバイスが、我々の活動の根底を支えて頂いております。
本日のロケ地は大阪は阿倍野区。大阪の大空襲でも焼け残った木造建築や長屋などが点在するエリアを街歩きしながら、専門家の方々から説明頂くという内容盛りだくさんのサミットでした。

鴨沂高校の校舎の件でお世話になっている工芸繊維大の笠原先生を始め、これまでも活動では大変お世話になっている皆様とお会い出来、また、鴨沂校舎の近況報告アピールもさせて頂きました。

さて、こちらの写真はそんな街歩きの中でご紹介頂きました、大阪工芸高等学校の校舎。通りから見える外観も圧巻ですが、中も特別に入らせて頂き、中庭側から撮影もさせて頂きましたものです。

こちら校舎も老朽化問題が起こった際、卒業生の総意にて「校舎を保存活用しよう」となり、耐震化が計られ、今もこうして我々の目の前で美しい姿を見せてくれています。

高校の先生による校舎のディティールや、改修時の説明もして頂き、先生も卒業生も、意識のポテンシャルが高い!と感動しました。さすがモノづくりの学生の集う場所。建築物への意識が高いのも、ひとつの要因だったのかな、と思いながらの見学でした。

かっこいいやんな鴨沂シリーズ/32

春に鴨沂を訪れた時には、校舎の解体は9月から始まると言われたので、校舎を包む樹木をみて、それらの花が咲き誇るのを見て、その何も変わらず健気に枝を伸ばす彼らが悲しくて、心が苦しかった。

今後、一体彼らがどうなるのか分からないけれど、先日の校舎見学会では校内の樹木があちこちで紅葉していて、春が過ぎ、夏が終わり、そして秋も終わる頃に至るまで、彼らが今だここで生きている事を知れて、心からその日、その瞬間がありがたいことだと感じた。

この写真は、校舎南側のちょうど23あたり。

椅子も机も無くなっているけれど、窓からさす夕日が長く伸びて、その先には木々の紅葉が透けていた。

窓の外にも、こんな贅沢が、あったんだよ、鴨沂。