月別アーカイブ: 2015年7月

大義名分と、本当の理由と。

<本日の鴨沂>

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夏の空の下。久々に鴨沂を訪れる事が出来ました。

来る時に荒神橋を渡り、鴨川を見渡すとその清々しい事。対照的に、6月いっぱいで閉店された喫茶店「リバーバンク」のシャッターの閉められた様子。けれど、その意志を継ぐ形で、若手のカフェオーナー集団が、店内の備品などを引き取られたというお話もネットで聞こえてきました。

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鴨沂に着いて東側にゆくと、重機の働く激しい音が響き渡っていました。暑い中の作業も大変でしょう。周辺の住民の方らも、土曜日でお休みの方も多く居られるでしょうから、終日この音では休まる事は出来ませんね。まだまだ工事は始まったばかり。本当に、申し訳ない事です。

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北門側のゲートからは、産業廃棄の業者のトラックが出入りしていました。もう、あの階段のステップ板はとうに、捨てられてしまったのかな。そう思うと、今話題の国立競技場のベンチ椅子ですら、地方にひきとられたり、あるいは家具デザイナーらの手によって新たに再生された椅子が売られたりと、同じく行政、いや国レベルの話ですらそんな事が出来たのにとぶつぶつ考えてしまいました。

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いやしかし、専門家の意見や反対運動は随分以前から始まって、今やお茶の間レベルでも知れ渡ってしまった今回の国立競技場の一件。国レベルでもあの顛末。今日もテレビで誰かが「大義名分つけて国民の理解をえられたら、いいなあ、で始められたプロジェクト」と言っていましたが、世界が誇る観光都市とは言え一地方の京都の、それも一高校の事。両腕がもがれて足場も組まれて凄い姿になってしまっても尚、品格ある姿で残る建物の事なんて、途方も無い事なんだろうなと考え込みます。

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ともあれ、とるに足らない側からしてみたら、ただのコンクリートの塊でしかない地下道上屋は両側とも、まだ私たちの目の前に存在してくれています。

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鴨沂の夏

<鴨沂野球部お疲れさまでした!>

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夏の高校野球に相応しい快晴に恵まれた、今日の太陽が丘球場。

朝9時からスタートした桃山高校との対戦。野球部OBやマネージャー、卒業生や保護者さんら、食堂の皆さんなど、たくさんの方らに見守られた鴨沂野球部でした。

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結果、彼等の夏は残念ながら終わってしまいましたが、3年生の居ない、1年生、2年生の部員で、最後まで諦めないで頑張った姿に感動しました。

そしてこの夏で、3年生マネージャーさん2人は引退。入部から3年。いろんな事を見守って、乗り越えての日々だったと思いますが、清々しい涙まじりの笑顔を見て、こちらまで清々しい気持ちになりました。本当に、お疲れさまでした!

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一時は存続の危機もあった部員数もなんとか集まって、今後の鴨沂野球部にはまだまだ未来があります。練習を重ねて素晴らしいチームプレーを見せてくれた野球部に、そして同じく部員数を増やした鴨沂サッカー部に、今日のように広々としたグラウンドが以前のように与えられたなら・・・

彼等の貴重な3年間。有意義な活動の出来る環境が、かつて約束された通りに整えられるならと、卒業生として、心から祈っています。

さよならの形と見本。

<本日の鴨沂>

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小雨少々曇り空の京都です。

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今日の鴨沂はいよいよ、残された本館校舎の足場組みが大詰め。防音シートで囲われて、もう、わずかに校舎の様子が見えるのみとなってきました。

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北運動場と本館敷地を結ぶ地下道の上、荒神口通りには鉄板が敷かれ、上を大型車が行き来するのに補強がされていました。

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上屋は本館側、北運動場側も今だ存在しています。

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さて、鴨沂ゆかりの近所のお店であり、6月末で惜しまれながら60年近くの歴史と共に閉店された喫茶店「リバーバンク」さんの前を通ると、店主さんがお店の後片付けをされておられる様子が見えました。店の前にはワゴンが出されていて、その上にお店で長らく使われていた備品や雑貨たちと共に、「台の上のもの ご自由にお持ち帰り下さい」の貼り紙が。

海外ではよくある、引っ越しの際のガレージセールなど、軒先を開放してのリサイクル、リユースの日常シーン。日本ではまだまだ見かける事はありませんが、やむなく手放す持ち主と、それをまた自身の日常に活かしたい、または記念に持っておきたいとするユーザーが繋がるのって、素敵な事だなあと思います。

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今まさに鴨沂校舎では、残された本館や図書館の中の備品や廃材とされる板などがゴミ行きとされているんだろうなの作業中。二年前の仮校舎引っ越しの際に廊下に山積みになっていた「不要品」シールが貼られたあの、まだまだ使えた筈の備品たち。近頃ではインテリアにジャンクウッドやリサイクルウッドのシャビー感をあえて用いたり、またレトロ雑貨ブームの昨今にある中、そうしたインテリアに興味のある若い世代、あるいは「あのジュリーも上り下りした階段のステップ板」とファン垂涎の廃材など、全く要らなくなった人と、それらを欲する人らとの、せめて交流でもあれば、良かったのにな・・・と本当に残念に思えてなりません。

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市民レベルではフレキシブルな取り組みとしてやれる事も、安全面は?管理責任は?等と問うて面倒ごとになる行政としては難しい事かもしれませんが、ゴミを減らせ、リサイクル、リユースと言われる世の中にあって、市民側に求めるだけでなく、行政自らもそうした行いを先陣を切ってやれたなら、カッコ良かったんじゃないかなあと思ったりします。

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さて。7月に入ってお隣の荒神さんでは、ありがたいお言葉がまた替わっておりました。

「悪い子などいませんよ 善い子が親たちの まねをしているのです」。

子は親の鏡と言いますが、本当、手本たる大人の姿が、求められている世の中ですね。

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